「すべては年齢のせい」と考えがちですが、原因はそれだけではありません。
注目すべきは、現代人に多い睡眠不足やストレス、偏った食生活など、体の内側からのダメージです。
不規則な生活で肌にトラブルが起こるのは、顔から続く頭皮も同じ。
血行不良や乾燥などを起こし、抜け毛や薄毛につながってしまうのです。

発毛や健康な髪の成長を促す遺伝子に
大きな影響を与える女性ホルモンは、出産後や閉経前後で減少。
その頃に、抜け毛や髪のハリツヤ低下を感じる女性が増えるようです。
出産後の場合は女性ホルモンの回復とともに解消しますが、
閉経後は回復が難しく、適切な抜け毛対策が必要です。

※更年期とは、閉経をはさんだ前後約10年程度の間を指します。一般的に閉経の平均年齢は50歳前後と言われており、
　その前にはスカルプケアを始めておくのがおすすめです。

偏食や不規則な食事は髪の栄養不足に、睡眠不足は夜に分泌する髪や肌の
成長ホルモンの働きの低下に、ストレスは自律神経やホルモンバランスを乱して
髪に栄養を届ける頭皮の血行不良につながります。
反対にこの3つを見直すだけで、髪の悩みが改善することも。
まずは規則正しい生活を心がけましょう。

髪のボリュームやハリツヤに直接影響するのが、髪が育つ土台となる頭皮の環境です。
育毛を考える時、頭皮への潤いや栄養補給は必須。まずは育毛効果のある医薬部外品のエッセンスなどを取り入れましょう。
シャンプーやコンディショナーなども見直して、髪のダメージ重視から、地肌ケア重視に変えていきましょう。

硬い頭皮は毛細血管を圧迫し、血行が悪くなっている可能性があります。
血行不良は髪を生み出す毛球に栄養が酸素が届きにくくなり、さまざまな髪悩みの原因に。
頭皮をやわらかくして血行を促進するために、頭皮マッサージを取り入れましょう。
副交感神経を優位にしてくれるのでリラックスやストレス解消にも役立ちます。