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愛川町も球団もアットホームで居やすい 村中恭兵 (東京ヤクルトスワローズ投手)

東京ヤクルトスワローズ投手 村中 恭兵 (むらなか きょうへい)
村中 恭兵 (むらなか きょうへい)


東京ヤクルトスワローズ投手。背番号15。
1987年10月25日生まれ。神奈川県愛甲郡愛川町出身。
身長188cm。体重88kg。東海大甲府高校卒業。
小学2年の時に友だちに誘われて、中津リバーズで一塁手として野球を始める。
プロ入りは2005年高校生ドラフト1巡目で東京ヤクルトスワローズに指名された。
初出場は2006年10月14日対中日22回戦で先発。
初勝利は2008年4月4日対中日1回戦で先発。昨年の防御率は3・44。

 五月一日の阪神戦で右脇腹の肉離れを起こし、寝返りが打てない、喋るのもクシャミも痛い状態だったので、愛川町の実家に一週間ほど帰って寝ていました。両親とも、仕事で朝早く家を出て、夜まで帰って来ないので、ご飯を作ってくれるくらいでしたけど、やっぱり気持ちが落ち着きました。事故はショックで、チームを離れていてつらかったですね。
 中学を卒業するまで愛川町で過ごしたのですが、僕の記憶の中では、ずっと愛川町に居る気持ちなんです。町の自慢は、水がすごく美味しいことです。ずっと愛川町の水を飲んでいた時には分からなかったけど、他の所へ行くと水が全然違うんですよ。確か、地下水から取っている水と聞いたことがあります。
 小学生の時からプロになりたいとプランは持っていました。だけど、球は速くないし、足も全然速くなくて。唯一優れていたのは、遠投でした。六年生の時、町内の小学校連合記録会で、ソフトボールを七〇メートル投げて一位になりましたけど、その記録は今もまだ破られていないと思います。他は、飛び抜けた素質はない普通の小学生でした。
 週末は野球をやって、川や山へも遊びに行きましたけど、一緒に行ったのは野球の友だちがほとんど。最初にできた友だちという感じなので、愛川町に帰ったら必ず会います。野球やってない友だちは橋本くん。中学の時に気が合って、今も毎年、神宮球場に応援に来てくれますし、「頑張れよ」と毎年言われますけど、心に残りますね。
 八菅山という山の神社から見える景色はきれいですよ。愛川町全体が見えます。愛川町は電車が通ってなくて交通は不便だけど、選手を引退したら自然と暮らすというのは良いと思うんです。僕には、都会が良いという気持ちはないんです。
 ヤクルトスワローズはアットホームで、ふるさと愛川町の雰囲気に近いですね。家庭的と言うか、居やすいというか。ヤクルトスワローズに入団できて良かったと思っています。 (談)
 
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発行:株式会社 山田養蜂場  編集:(C)リトルヘブン編集室
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