はちみつの商品一覧
はちみつはどのように作られるか
はちみつが作られるまで
ミツバチは、花から花へと飛び回って花蜜を集めます。
一般には、「花蜜=はちみつ」と思われがちですが、そうではありません。
巣に帰ったミツバチは、体内の酵素を加えて集めた花蜜の成分を、ショ糖から果糖とブドウ糖へと変化させ巣の中に貯めていきます。そして、自分達の羽で一生懸命あおいで余分な水分を蒸発させ、糖度を高めていきます。
こうしてようやく糖度80度近くになると、ミツバチははちみつを蓄えた巣房(六角形の巣穴)に蜜ろうで蓋をして貯蔵します。
この完全に熟成されたはちみつ(完熟蜜)こそが真の「はちみつ」であり、まさに自然界の産物です。
ミツバチが一生の間に集めるはちみつの量はわずかティースプーン1杯にも満たない
自然からの贈り物“はちみつ”は、勤勉なミツバチの働きによって生み出されます。
一匹のミツバチが一生かかって集めることのできるはちみつの量は、わずかティースプーン1杯にも満たない程の量。しかし、そのはちみつを得るためにミツバチは3万個以上の花を訪れなければなりません。
働きバチの寿命は平均して40日ほどです。その内、巣の外に出て蜜を集めるのは20日程度です。
巣の外は、クモの巣や、鳥やカエル、突然の雨と、たくさんの危険があります。
はちみつは、ミツバチが命をかけて集めたものなのです。
はちみつへのこだわり
その1 完熟はちみつを、採蜜しています
ミツバチは、花から花へと飛び回って花蜜を集めます。
集めた花蜜はミツバチの体内で酵素を加えて成分をショ糖から果糖とブドウ糖へと変化させます。そして、羽ばたきによる温風で余分な水分を蒸発させ、糖度を高めていきます。一生懸命熟成させ糖度が80度近くになると、巣房(六角形の巣穴)に蜜ろうで蓋をして貯蔵します。これが完熟のはちみつです。
山田養蜂場は完熟のはちみつだけを採蜜しています。
その2 温度管理を徹底しています
山田養蜂場では、ミツバチが作った完熟はちみつをそのままお届けするために、温度管理を徹底しています。
はちみつは45度を超えると色や香りが変わり、風味が損なわれてしまいます。
そのため、はちみつの製造工程では、ビンに詰める際や、保管中に結晶してしまったはちみつを湯煎する際には、45度以下に保つという当社独自のルールを定めています。日本では比類のない品質管理によって、当社のはちみつは、自然の色と香り、豊富な栄養素が保たれています。
さらにアカシア蜂蜜(ルーマニア産)においては、世界最高といえる品質のはちみつを巣から採れたそのままの状態でお届けするため、毎年はちみつの集荷時期になると、当社の社員が現地へ向かい、現地の養蜂家と一緒に糖度・味・色・抗生物質の残留がないかなど品質検査を行っています。
加えて、輸送中や瓶への充填温度も厳しく管理しています。
ルーマニアから船で日本へ運搬する際に赤道付近を通りますが、その際の高温ではちみつの風味が落ちないように高級ワインと同様に定温のコンテナに入れて20度を維持し、品質を保っています。
日本に到着後も不純物のろ過や瓶への充填などのために、はちみつに熱を加えますが、その温度を45度よりもさらに低い、巣箱の中と同じ35度以下にすることで味や香りの良いはちみつをお届けできるようにしています。
糖 | グルコース・フルクトース・マルトース 他 |
---|---|
有機能 | グルコン酸 |
酵素 | ジアスターゼ・ホスファターゼ |
ビタミン | ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB12・ナイアシン |
ミネラル | ナトリウム・リン・カルシウム・カリウム・マグネシウム・亜鉛・マンガン |
アミノ酸 | バリン・ロイシン・イソロイシン・アラニン・アルギニン・リジン・アスパラギン酸・グルタミン酸・プロリン・スレオニン・メチオニン・ヒスチジン・フェニルアラニン・チロシン・グリシン・セリン |
ポリフェノール | カフェ酸・p-クマル酸・フェルラ酸・ケンフェロール・クリシン・ケルセチン・p-ヒドロキシ安息香酸・バニリン酸・バニリン・シリングアルデヒド・ガランギン |
その3 はちみつの価値である花粉を大切にしています
はちみつには、花粉などの貴重な栄養素が含まれているがゆえに白く結晶化して固まることがあります。
しかし、量販されているはちみつの中には、結晶化をすると商品価値が低下すると考えて、結晶化しないように高温で濃縮したり、細かなフィルターでろ過して結晶の核となる花粉を取り除く処理がされているものがあるようです。
ろ過については、当社でも養蜂場での採蜜の時と工場での充填の時に行っていますが、当社では自社基準のフィルターを使用して、不純物だけを取り除くようにしています。
貴重な栄養分である花粉は残すようにしていますので、はちみつの種類や保存状況によっては結晶化することがございます。それこそが余計な加工をしないこと、なにも取り除かない「天然の完熟はちみつ」の証明だと考えております。
当社では創業以来、余計な加工をしない、そして、何も取り除かない「天然の完熟はちみつ」をお届けしてきました。
この自然からの贈り物の豊かな風味をぜひお楽しみください。
はちみつの種類
はちみつの種類は大きく分けて「完熟はちみつ」「加工はちみつ」の2種類があります。
完熟はちみつ
残留農薬や抗生物質などの安全性の他、砂糖などが加えられていないかなど300項目以上の検査に合格していることが特徴です。
完熟はちみつは余計な加工をしていない為、本来はちみつ中に含まれる花粉などの重要な栄養素をたっぷりと含んでいます。
山田養蜂場では自然の色と香り、豊富な栄養素が保たれたこの完熟はちみつだけを取り扱っています。
特におすすめのはちみつ
加工はちみつ
量販されているはちみつの多くは結晶化すると商品価値が低下すると考えられているため、結晶化しにくく、透明度の高いはちみつをつくるために、高温で濃縮したあとに脱色加工をしたり、細かなフィルターを用いて花粉を全て取り除く処理がされています。これを加工はちみつといいます。
はちみつの選び方
さまざまな成分を含むはちみつは、昔から天然の甘味料としてはもちろん、健康食品としても世界各国で親しまれてきました。
普段のお料理や贈りものなど、用途に応じたはちみつの選び方をご案内いたします。
お料理に利用する場合
はちみつは、ビタミン・ミネラル・アミノ酸・酵素といった成分のほかに、甘味や酸味、香りなど、はちみつならではの風味も持ちあわせており、コクと深い味わいを出すことができます。
食材の味を引き立たせる、やさしい風味のはちみつがおすすめです。
砂糖の代わりに使う場合は、砂糖大さじ2杯=はちみつ大さじ約1杯が目安です。
はちみつを使ったレシピはこちら >
特におすすめのはちみつ
贈りものに購入する場合
巣蜜などは稀少なものであるため、贈りものとしても好評な一品です。
お料理がお好きな方には食材の味を引き立たせるやさしい風味のはちみつ。健康意識の高い方にはマヌカ蜂蜜がおすすめです。
特におすすめのはちみつ
はちみつのよくある質問Q&A
そのままお召し上がりいただくこともできますし、湯せんをしていただくと溶かすことができます。
そのままパンに塗ったり、飲み物に入れて飲むだけでなく、肉料理を柔らかく仕上げたい時や煮物の照りを出したい時、またケーキやジャム作りなど、お料理に幅広く利用できます。結晶はちみつならではのクリーミーなおいしさと、はちみつ本来の「味・香り」をお楽しみください。
結晶したはちみつの風味を落とさずに溶かす方法は以下を参照ください。
結晶したはちみつの容器が入るくらいの大きめのボウルか鍋を用意します。
容器の蓋を必ず開け、40〜50度(少し熱めのお風呂加減)くらいのお湯で湯せんにかけてください。
結晶したはちみつをかき混ぜながら溶かします。
はちみつの温度が高くなりすぎると、風味が損なわれるため、温度にはご注意ください。
※写真は1kgビン。300gプラ容器も同様に湯せんしてください。
(プラ容器の耐熱温度は100度です。高温になりすぎないよう、ご注意ください。)
溶かし方のポイント
お湯の温度が下がったら、はちみつの容器をつけたボウルごと、お湯を鍋に入れます。鍋を直火でゆっくり温めます。
はちみつを高温で長時間加熱すると、糖分が褐変して色が濃くなったり、香り成分が壊れて風味が弱くなる場合がありますので、ご注意ください
山田養蜂場では、完熟したはちみつのみをお届けしています。また、ミツバチがつくった完熟はちみつにできるだけ手を加えずに、栄養成分や酵素を壊すことなく風味を保つために厳しい温度管理を徹底しています。
主な品質基準は、以下の5点です。
- 糖度は完熟はちみつと言える78度以上であること。
- 蜂蜜原料保管温度管理は20℃以下であること。
- 蜂蜜充填の時の加熱温度は酵素が失活しない45℃以下(ルーマニアアカシア蜂蜜は35℃)を徹底していること。
- 大切な栄養成分である花粉を取り除かないよう、少し粗目のろ過布を使用していること。
- 加熱やはちみつの劣化の指標となるHMF(ヒドロキシメチルフルフラール)、異性化糖の有無(人の手で作られた糖分が加えられていないか)の検査も行っていること。
結晶は、はちみつに含まれる花粉を中心にブドウ糖が固まることで起こります。そのため、結晶の原因となる栄養素の花粉を取り除く加工をした加工蜜や、高温で加熱したはちみつは結晶をしません。
つまり、はちみつの結晶は花粉を含んだ本物のはちみつである証になります。はちみつに含まれる花粉などの微量栄養素が多いほど、また重要な糖成分であるブドウ糖の比率が高いほど、結晶しやすくなります。
ただし、蜜源となる花の種類によってブドウ糖の含有比率が異なるため、結晶しやすいはちみつと、結晶に時間がかかるはちみつがあります。
また、はちみつは自然のものですので、同じ蜜源植物のはちみつであっても、採蜜した日の天候、気温、湿度、採蜜場所、ミツバチの状態及び、はちみつの保存状況等よって結晶のしやすさが異なります。
結晶しても品質には変わりはございませんので、安心してお召し上がりください。
まとめると、はちみつが結晶しやすい条件は以下です。
- 花粉などの微量栄養素が多いほど結晶しやすい。
- ブドウ糖と果糖の比率でブドウ糖が多いほど結晶しやすい。
- 保管温度が14℃付近(11℃〜15℃)が結晶しやすい。
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