«お日さま堂のれんげゼリー»
佳作
絵'田口香奈子(茨城)
文'宇内悦子(千葉)
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おじいさんは、店の外からきれいな雪を、手のひらいっぱい持ってきました。そうして、はちみつと雪を、ていねいにかきまぜました。
«ほうら。
ちょうどいいかたさの
れんげゼリーができたよ»
小さな、小さなこがね色の
れんげゼリーが二つ、
おさらにのっています。
«さあ、これを一つ、
かあちゃんに、持って行っておやり。
あとの一つは、こぐまさんが食べて、
そうして、
元気を出して、家へおかえり»
«ありがとう»
こぐまさんは、
あっと、いうまに一つ食べて、
あっと、いうまに店を
飛び出して行きました。
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