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«お日さま堂のれんげゼリー»
佳作 |
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絵'田口香奈子(茨城)
文'宇内悦子(千葉)
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*写真をクリックすると、大きい画像が表示されます。
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お日さま堂のれんげゼリー
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山の南側の斜面に、小さいけれど良く日の当たる«お日さま堂»という名前のお店がありました。おじいさんは、毎年春のはじめから冬、雪がまうころまで、お日さま堂ではたらいています。
店の奥には、はちみつやれんげゼリーをつくる工場がありました。
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夏の間、お日さま堂は、店のたなに、みつばちがれんげの花からあつめてきた、はちみつや、はちみつでつくったれんげゼリーがたくさんならんでいました。
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花びらのように雪がまい、思い出がかたにとまるように、雪が山の上につもりはじめるころには、店のしなものは売りきれて、お日さま堂は、店じまいして春を待ちます。
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