2022年2月から続く軍事侵攻により、
ウクライナの養蜂場や周辺の自然環境にも
深刻な影響が及んでいます。
ウクライナでは、養蜂家の多くの男性が戦地に駆り出されてしまい、砲撃によって破壊された養蜂場もあるなど、養蜂業を営むことが全く叶わない状況に陥っています。そんな中、残った養蜂場を女性や子どもたちが懸命に守っています。
養蜂場が受けたダメージは、はちみつの生産への影響はもちろんのこと、自然環境を育むことにも欠かせないミツバチの生存を脅かしていることであり、その影響はさらに拡大していくことに繋がっています。
影響が及んでいるのはウクライナだけではありません。ウクライナと隣国ルーマニアにまたがるドナウ・デルタには、野生の生物が多数生息する地域として自然遺産に登録されています。当社と長年お付き合いのあるドナウ・デルタ地域の保護官ティティ氏の話によると、この地域に生息する絶滅危惧種のハイイロペリカンが、戦禍によって繁殖地を失い、他の地域に移動しているという話もあります。
自然環境を破壊する軍事侵攻の収束を願うとともに、ウクライナの養蜂家の支援のため、さまざまな取組を行ってまいります。
ウクライナは養蜂大国でもあり、
その歴史は1,000年以上にも
わたります。
ウクライナにおけるはちみつの生産量は年間約7万トン。ヨーロッパでは第1位、また世界でも上位5ヵ国に入ります。
ウクライナ国内で消費される量をはるかに超えるはちみつが生産されており、その多くはヨーロッパ諸国に輸出されています。
そんなウクライナが今、戦争により多くの養蜂家が戦地に駆り出され、国土は破壊され耕地にも地雷が埋められているという報告もあるなど、養蜂業にも深刻な影響が出ています。
砲撃によって破壊された養蜂場もあり、ミツバチの群れの損失は最大30%にも及ぶとされています。
山田養蜂場では、養蜂家を取り巻く自然環境の回復と、ウクライナの養蜂家の支援のためにさまざまな取組を始めています。
その一環として、ウクライナで採蜜された「ヒマワリ蜂蜜」を販売することにいたしました。
現地で採蜜されたはちみつを日本の皆さまに味わっていただくことも、私たちにできる支援の形だと考えています。
フルーティーで軽やかな香りとほのかな酸味、
濃厚な味わいが特長のはちみつです。
「ウクライナへの支援=贈り物」をコンセプトに、パッケージにはウクライナ国旗の色でもある青と黄色のリボンをあしらいました。
ご自宅用はもちろん、ご友人へのちょっとしたギフトとして支援の輪を広げてみませんか?
「ウクライナ支援 ヒマワリ蜂蜜」の商品1点購入ごとに
100円をウクライナ難民の方の生活支援と養蜂家の
事業再開の資金として寄付させていただきます。
山田養蜂場では「養蜂大国ウクライナの養蜂家・養蜂業を支援することで、食料生産に欠かすことのできないミツバチを保護し、自然環境保護に繋げること」を理念に、さまざまなウクライナ支援を行っていきます。
- 養蜂業の継続に必要な
巣箱・道具の寄贈 -
戦争で破壊された巣箱、養蜂道具をルーマニア養蜂協会を通してウクライナ養蜂家組合に寄贈します。
- ウクライナ避難民の方への支援
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避難生活でニーズの高い、日用品(歯磨き粉、石鹸)の提供を行います。
また、在日ウクライナ避難民の就業支援も行います。