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米町の雪宮前で、バスケットボールを持つ小西凜太朗くん |
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おじいちゃん、おばあちゃん、お父さんが見守る中での取材だった。小学校5年生の小西凜太朗君は、ミニバスケットボールに夢中だ。まずはルールについて。トラベリングやダブルドリブルの説明に始まり、審判に文句を言うのはテクニカルファウルになるなど、実際にジェスチャー付きで教えてくれた。NBA「シカゴ・ブルズ」のデリック・ローズ選手のファンで誕生日も同じこと、お父さんはマイケル・ジョーダンと誕生日が同じこと、次から次へと話は止まらない。
所属するチーム「六郷アスパルズ」が、県大会を勝ち抜き、東京の代々木体育館で行われる全国大会へ進む。お父さんもおじいちゃんも果たせなかった夢、全国大会出場だ。父親の寛さん(50)は、チームのコーチ。祖父の榮之進さんは、凜太朗君に言わせると「超OB」だ。「天筆でもひらひらさせて応援しようかね」と、祖母のけい子さん(75)。「いけいけ凜太朗って、叫ぶのだけはやめてよね」。凜太朗君は、顔を真っ赤にして照れた。 |