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はちみつの効果とは?栄養成分やおすすめの使い方、注意点を紹介

はちみつの効果とは?栄養成分やおすすめの使い方、注意点を紹介

【この記事の監修者】

管理栄養士 片岡

管理栄養士 片岡

  • 看護栄養学部 栄養学科卒業
  • 管理栄養士、NR・サプリメントアドバイザー、日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ

古くから健康食品として親しまれてきた「はちみつ」。180種類以上の天然成分を含む優れた食品ですが、「具体的にどんな効果があるの?」「砂糖と何が違うの?」と疑問を持つ方も多いはず。本記事では、はちみつの栄養成分や、効果的な活用術、安全に楽しむための注意点まで詳しく解説します。

はちみつに含まれる成分

はちみつ

さまざまな成分を含むはちみつは、昔から天然の甘味料としてはもちろん、健康食品としても世界各国で利用されてきました。はちみつには、エネルギーのもととなる糖分をはじめ、ビタミンC、B1、B2などのビタミン類、カルシウム、鉄などのミネラル類を含んでいます。その他にも、十数種類のアミノ酸をはじめ、ジアスターゼなどの酵素、グルコン酸に代表される有機酸やフラボノイドなど、180以上の天然成分を含んでいることが確認されています。

▼はちみつに含まれる成分

グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、マルトース
有機酸
グルコン酸、クエン酸
酵素
ジアスターゼ、ホスファターゼ
ビタミン
ビタミン C、ビタミン B1、ビタミン B2、ナイアシン
ミネラル
ナトリウム、リン、鉄、カルシウム、カリウム、マグネシウム、銅、亜鉛、マンガン
アミノ酸
バリン、ロイシン、イソロイシン、アラニン、アルギニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、スレオニン、メチオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、グリシン、セリン
ポリフェノール
カフェ酸、クマル酸、フェルラ酸、ケンフェロール、クリシン、ケルセチン、p-ヒドロキシ安息香酸、バニリン酸、バニリン、シリングアルデヒド、ガランギン

はちみつの効果

180種類以上の成分を含むはちみつは、日々の健やかな身体づくりと、毎日の料理を美味しく仕上げるための強い味方です。素早いエネルギー補給や、お砂糖代わりの活用、さらにお肉を柔らかくしたり、ごはんをふっくら炊き上げたりする効果まで。毎日の生活に役立つ「はちみつの効果」を詳しく解説します。

効率的なエネルギー補給に

効率的なエネルギー補給に

はちみつは成分の80%が糖分です。そのほとんどはブドウ糖と果糖で、花蜜の主成分であるショ糖がミツバチの消化酵素によって分解されたものです。ブドウ糖と果糖は「単糖類」という単純な構造の糖分で、それ以上分解される必要がないため、砂糖などと比べて速やかに吸収され、胃腸に負担をかけることもありません。このように、摂取後すみやかにエネルギー源となるはちみつは、日常の健康維持をはじめ、高齢者の栄養補給や、すばやい栄養補給が求められる運動時の体力維持によいとされ、脳のエネルギー源としても高く評価されています。

砂糖の代わりに使ってカロリーカット

砂糖の代わりに使ってカロリーカット

はちみつを日常的に使う砂糖の代わりに利用することもおすすめです。100gあたりのカロリーは、砂糖(上白糖)が391kcalに対して、はちみつは329kcalと控えめ※。さらに、はちみつは砂糖の半分程度の量で同じくらいの甘さを出すことができるため、使用量を抑えて摂取カロリーをカットできます。

また、精製された上白糖には糖分以外の栄養素がほとんど含まれていません。はちみつは180種類以上の成分を含んでいることからも健康的な甘味料としておすすめです。

※数値は文部科学省「食品成分データベース」より引用

お肉がやわらかくジューシーに

お肉がやわらかくジューシーに

はちみつの主成分であるブドウ糖と果糖は高い浸透性が特長です。はちみつを肉料理の味付けに使うと、これらが肉の組織内に浸透し収縮を抑えるため、お肉がやわらかくなります。また、はちみつの糖分のカラメル化により、肉の表面を素早く焼き固めるので、肉汁を閉じ込め、ジューシーに仕上がります。

ごはんがふっくら炊き上がる

ごはんがふっくら炊き上がる

炊飯のときに少量のはちみつを加えると、はちみつに含まれるブドウ糖と果糖が米に浸透し保水性を高めます。またアミラーゼがでんぷんの一部を分解して麦芽糖に変えることで旨みが出てくるので、ごはんをふっくらとおいしく炊き上げることができます。
【目安/米3合:はちみつ 小さじ1】

はちみつを安全に楽しむための注意点

はちみつの効果を存分に活かすためにも、安全上の注意点は必ず押さえておきましょう。ご家庭で安全にはちみつを楽しむための、基本的なポイントをご紹介します。

糖分・カロリーの摂りすぎ

はちみつは、ティースプーン1杯(約4g)あたり約12kcalあり、その成分の約80%が糖分でできています。身体に嬉しい成分が含まれており、上白糖よりもカロリーが低い甘味料ですが、美味しいからといって食べすぎてしまうと、糖分やカロリーの過剰摂取につながることも。日々の生活にバランスよく取り入れて、健康的にはちみつを楽しみましょう。

ボツリヌス菌

ボツリヌス菌

はちみつには、ごく少量ですが『ボツリヌス菌の芽胞(がほう)』が含まれていることがあります。この芽胞は健康な成人には無害ですが、免疫の仕組みが完全にできあがっていない1歳未満の乳児の身体には大きなリスクをもたらします。そのため、満1歳未満の乳児には、はちみつやはちみつを使用した商品を与えないようご注意ください。

ボツリヌス菌について詳しくはこちら

はちみつを選ぶ時のポイント

数あるはちみつの中から選ぶ際に押さえておきたいのは、「味・性質・品質」の3つです。蜜源となる花の種類によって香りや味が異なるほか、ブドウ糖の比率で変わる結晶のしやすさ、そして大切な成分を損なわないための厳格な品質管理。毎日の食卓でより美味しく活用するための選び方のポイントをご紹介します。

ポイント① 蜜源による味や香り

蜜源による味や香り

はちみつは、採取される花(蜜源)によって香りや味わいが異なります。たとえば、アカシアから採れたはちみつはクセが少なく上品な甘さが特徴で、料理や飲み物に合わせやすい一方、百花蜂蜜は複数の花の蜜が混ざることで、コクや風味に幅があります。用途や好みに合わせて選ぶことで、はちみつの魅力をより楽しむことができます。

代表的なはちみつの種類と特徴はこちら

ポイント② 結晶のしやすさ

結晶のしやすさ

はちみつは、その種類によって結晶のしやすさ(固まりやすさ)が異なります。
結晶化には、はちみつ中の「ブドウ糖」と「果糖」の割合が関係しており、一般的にブドウ糖が多いはちみつほど結晶しやすい傾向があります。結晶しても風味や栄養成分が変わることはありませんので、安心してお召し上がりください。
結晶したはちみつは、特有のシャリシャリとした食感を楽しめるだけでなく、パンに塗っても垂れにくいといった使い勝手の良さも魅力です。

結晶したはちみつを溶かすコツはこちら

ポイント③ 品質管理

品質管理

はちみつは、養蜂場の環境や養蜂家の技術、鮮度管理などによって品質の優劣が左右されるデリケートな食品です。そのため、鮮度や成分、残留農薬や抗生物質の分析など、さまざまな検査を実施して安全性が確認されたものを選ぶようにしましょう。

山田養蜂場の品質管理はこちら

はちみつの保存方法・注意点

食品の中には開封後は要冷蔵が推奨されるものもありますが、はちみつは常温保存で問題ありません。直射日光や高温多湿を避け、涼しい場所で保存しましょう。

また、はちみつの結晶化は、14℃前後で起こりやすいため、温度が低い冷凍庫では、結晶化しにくくなります。また、糖度が高いため冷凍庫に入れても凍りません。そのため、はちみつを長期保存される場合には、小分けにして冷凍庫での保存もおすすめです。

山田養蜂場のはちみつのこだわり

自然の恵みであるはちみつ。一匹のミツバチが一生をかけて集める量は、わずかティースプーン1杯にも満たない量です。 日に何度も花を訪れ、命を懸けて運んできた貴重な贈り物。 山田養蜂場では、そんなミツバチたちが作り出す恵みを、皆さまの食卓へ大切にお届けしています。

完熟したはちみつのみをお届け

完熟したはちみつのみをお届け

ミツバチは、花から花へと飛び回って花蜜を集めます。一般には、「花蜜=はちみつ」と思われがちですが、そうではありません。巣に帰ったミツバチは、羽ばたきによる温風で余分な水分を蒸発させ、糖度を高めていきます。こうして糖度が80度近くになると、はちみつを蓄えた巣房(六角形の巣穴)に蜜ろうで蓋をして貯蔵します。山田養蜂場では、このような味わい豊かな完熟したはちみつだけをお届けしています。

温度管理の徹底

温度管理の徹底

山田養蜂場では、ミツバチが作ったはちみつをそのままお届けするために、温度管理を徹底しています。
それは、はちみつは45℃を超えると色や香り、さらに大切な栄養素である酵素などが損なわれてしまうからです。
そのため、はちみつを輸送する際には定温コンテナを使い、保管するときの温度は20℃を保っています。また、製造工程では容器に充填する際や、保管中に結晶してしまったはちみつを湯煎する際にも、45℃以下に保つという当社独自のルールを定めて管理しています。

花粉を取り除かない

花粉を取り除かない

はちみつには本来、目に見えないほどの小さな花粉が含まれています。はちみつが白く固まる「結晶」は、この花粉が核となって起こる自然の現象。 量販されている製品の中には、結晶を避けるために花粉を取り除く処理を行うものもあるようです。 しかし、花粉ははちみつが持つ大切な栄養素の一つ。山田養蜂場では、自然の恵みを余すことなくお届けするため、あえて花粉をそのまま残した状態でお届けしています。

山田養蜂場では創業以来、これらの徹底したこだわりによって、余計な加工をしない、そして、何も取り除かない「本物のはちみつ」をお届けし続けています。

おすすめのはちみつ

アカシア蜂蜜(ルーマニア産)

クセがなく、上品な香りとやさしい甘さが特長の山田養蜂場人気1はちみつです。アカシア蜂蜜は、ブドウ糖の比率が低く、他のはちみつに比べて結晶化しにくい点もポイント。パンやヨーグルト、紅茶はもちろん、お料理の調味料としても万能です。

アカシア蜂蜜を使ったおすすめレシピ

▼アカシア蜂蜜を使った鶏胸肉の照り焼き

百花蜂蜜

さまざまな花が織りなす芳醇な香りと、深みのある味わいが特長のはちみつ。百花とは“様々な花”という意味。アカシアなどの特定の花から採取されたはちみつとは異なり、複数の樹木や野の花から採取されたはちみつです。そのままはもちろん、ヨーグルトやトーストにかけたり、コクを出したい煮魚などの料理にもおすすめです。

百花蜂蜜を使ったおすすめレシピ

▼百花蜂蜜でつくる飲むホットヨーグルト

まとめ

はちみつ

はちみつは180種類以上もの成分を含む天然の甘味料です。主な成分である糖分は、身体を動かすためのエネルギー源になるほかにも、料理に使うことで様々なうれしい効果を発揮します。はちみつ選びのポイントをおさえ、自分にピッタリのはちみつを日々の健やかな習慣に取り入れてみてください♪