ケニア
Vol.41 ケニアの伝統養蜂 篇

ケニア南部に住む養蜂家のベルナードさんは、伝統的な巣箱を使ってアフリカ蜜蜂を養蜂しています。
彼は丸太を削って巣箱を作り、木にぶら下げます。
それは、ハチミツが大好きなミツアナグマから巣を守るため。ぶら下げられた丸太巣箱には、数週間ほどでミツバチの巣が作られます。
ハチミツの収穫は日が暮れた後。
ミツバチは太陽の位置を目印に飛ぶため、夜は大人しいそうですよ。ケニアの様々な花から集められたハチミツは、やはり最高に美味しいそう。

ベルナードさんたちは採蜜をする時、ミツバチのために必ずハチミツを半分ほど残します。
それは、養蜂は人間だけではできず、ミツバチとともに行う共同作業と考えているから。
だから、彼らはハチミツの収穫量を増やすために、まずミツバチが快適に過ごせるような安全な環境づくりに力を入れます。
ケニアの伝統養蜂。それは、ミツバチへの想いとともに。