日本
Vol.230 日本産ローヤルゼリー 篇

1日に1500個もの卵を産む女王蜂の生命力を支えているのが、ローヤルゼリーです。豊富な栄養素が含まれるため、人の健康維持にも効果があると期待されています。

北海道旭川の市街地を抜けると、「蜜源」豊かな地域があり、養蜂家によってローヤルゼリーの生産が行われています。夏の時期だけ北海道にやってくる、羽佐田さん一家です。

生産は地道な手作業の連続で、ミツバチの幼虫を、女王蜂を育てるための器に1匹ずつ移していきます。それを巣箱に入れておくと働き蜂が、3日かけてローヤルゼリーを貯めてくれます。

採乳は必ず、きっちり72時間後。これを逃すと、成長した幼虫がローヤルゼリーをたくさん食べてしまい収穫量が減ってしまいます。しかし1日に収穫できるローヤルゼリーは900グラムほどです。

それでも貴重な恵みを届けたい。真摯な養蜂一家の北海道の夏です。