• トップ
  • はちみつに賞味期限はある?長持ちする理由や、保存方法まで解説

はちみつに賞味期限はある?長持ちする理由や、保存方法まで解説

はちみつに賞味期限はある?長持ちする理由や、保存方法まで解説

【この記事の監修者】

山田養蜂場 片岡

山田養蜂場 片岡

  • 看護栄養学部 栄養学科卒業
  • 管理栄養士、NR・サプリメントアドバイザー、日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ

棚の奥から久しぶりにはちみつを取り出し、賞味期限を見てドキッとしたことはありませんか?
「期限が近いけど大丈夫かな?」「捨てるのはもったいないけど不安…」と迷ってしまいますよね。はちみつは長期保存ができる食品として知られていますが、賞味期限の意味を正しく知らないと判断に困るものです。
本記事では、はちみつの賞味期限の考え方や、固まったはちみつの対処方法、おいしく楽しむための保存のコツをわかりやすく解説します。

賞味期限と消費期限の違いとは?

食品のパッケージには賞味期限または消費期限の表示がありますが、これらの違いをご存じでしょうか?

●賞味期限
未開封の状態かつ適切な方法で保存した場合に、おいしく食べられる期限のこと。消費期限に比べて、日持ちする食品に表示されており、期限を過ぎたからといってすぐに食べられなくなるという意味ではありません。
例)はちみつ、缶詰、スナック菓子、ペットボトル飲料など
●消費期限
未開封の状態かつ適切な方法で保存した場合に、安全に食べられる期限のこと。製造や加工からおおむね5日以内など、傷みやすいものに表示されています。
例)弁当、サンドイッチ、ケーキなどの生菓子、総菜など

賞味期限の切れたはちみつは食べられない?

はちみつ

実は、はちみつは保存状態さえよければ何年でも品質を保つことができます。 はちみつが長期にわたって保存可能な理由は、はちみつの特性である「糖度」「水分量」 「抗菌成分」 などが関係すると考えられています。


はちみつは保存食である一方、長期保存をすると色が濃くなったり、香りや風味が飛んでしまいます。「賞味期限=おいしく食べていただける期間」として、はちみつ本来の味わいを楽しみましょう。

白く固まったはちみつは食べられる?

白く固まったはちみつ

はちみつは保存環境や、もとになる植物の種類によって白く固まることがあり、これは「結晶化」と呼ばれます。結晶しても風味や成分は変わらないため、そのままお召し上がりいただけます。
結晶の多くは、はちみつに含まれる花粉を核に、糖分のブドウ糖が固まることによって起こります。
つまり、結晶は栄養素を豊富に含む花粉を取り除いていない証なのです。

また、はちみつの種類によっても結晶のしやすさに違いがあります。はちみつの糖分は主に果糖とブドウ糖ですが、れんげやクローバーなど、ブドウ糖の比率が高いはちみつほど結晶しやすく、アカシアのようにブドウ糖の比率が低いはちみつは結晶しにくくなります。

蜜源による結晶のしやすさの違い

結晶したはちみつの溶かし方

白く固まったはちみつ
  1. 結晶したはちみつの容器が入るくらいの大きめのボウルか鍋を用意し、お風呂よりも少し熱めのお湯を入れます。はちみつの容器のフタを開けて、そっと中に浸けます。

  2. 白く固まったはちみつ
  3. 結晶したはちみつをかき混ぜながら溶かします。

はちみつの温度が高くなりすぎたり、高温で長時間加熱すると、色が濃くなったり、香り成分が壊れて風味が弱くなる場合があるため注意しましょう。

✯溶かし方について動画で解説!

はちみつの正しい保存方法

はちみつを冷蔵庫に入れて白く固まってしまった経験はありませんか?ここでは、はちみつを最後まで美味しく使い切るための保存のコツをご紹介します。

常温保存

食品の中には開封後は要冷蔵が推奨されるものもありますが、はちみつは 常温保存で問題ありません。直射日光や高温多湿を避け、涼しい場所で保存しましょう。

冷凍保存

はちみつの結晶化は、14℃前後で起こりやすいため、温度が低い冷凍庫では、結晶化しにくくなります。また、糖度が高いため冷凍庫に入れても凍りません。そのため、はちみつを長期保存される場合には、小分けにして冷凍庫での保存もおすすめです。

はちみつの種類と特徴

はちみつはもとになる植物によって、味や香り、色、結晶のしやすさなどに違いがあります。ここからは代表的なはちみつの種類とそれぞれの特徴、おすすめの使い方をご紹介します。

アカシア蜂蜜

透明感のある美しい淡黄色で、クセのない繊細な味わいが特長のはちみつ。その人気から「はちみつの女王」とも呼ばれています。ブドウ糖の比率が低く、他のはちみつに比べて結晶化しにくい点もポイント。パンやヨーグルト、紅茶はもちろん、お料理の調味料としても万能です。

マヌカ蜂蜜(マヌカハニー)

爽やかなハーブの香りと濃厚でコクのある味わいが特長のはちみつ。マヌカは、ニュージーランド原生の植物で、春から夏にかけて白い可憐な花を咲かせます。 マヌカ蜂蜜は抗菌活性※成分「MG(メチルグリオキサール)」を豊富に含み、健康はちみつとして注目されています。
※成分の特性のこと

百花蜂蜜

さまざまな花が織りなす芳醇な香りと、深みのある味わいが特長のはちみつ。 百花とは“様々な花”という意味。アカシアやマヌカといった特定の花から採取されたはちみつとは異なり、複数の樹木や野の花から採取されたはちみつです。採蜜される季節や地域ごとに異なる味わいを楽しむことができます。そのままはもちろん、ヨーグルトやトーストにかけたり、コクを出したい煮魚などの料理にもおすすめです。

れんげ蜂蜜

ふっくらとした口あたり、やさしく上品な香りと甘みが特長で、昔から愛されてきたはちみつ。日本国内では、蜜源となるれんげ草の減少で、ごくわずかしか採れない希少なはちみつになっています。クセのない味わいのため、そのまま食べたり、料理に使うなど幅広くお楽しみいただけます。

レモン蜂蜜

レモンの小さな白い花から採れるはちみつは、柑橘系の爽やかな香り、心地よい酸味とやさしい甘さが広がります。パンやヨーグルトにかけるのはもちろん、オリーブオイルと合わせてドレッシングなどに使うのもおすすめです。

ホーリークローバー蜂蜜

優しい香りとあっさりとした甘さで、シルクのような光沢感が特長のはちみつ。ホーリークローバー(別名:エスパルセット)とは、アカシアやれんげと同じマメ科の植物で、キルギスの高山地域に育つ花です。そんな花から採れるはちみつはブドウ糖の比率が高く、自然と白く結晶するのが特徴。パンに塗ったり、シリアルやパンケーキ、ヨーグルトにかけるなど様々な料理に合わせて楽しめます。

そば蜂蜜

黒褐色のそば蜂蜜は、黒糖のような、濃厚で個性的な味わいが特長。カリウムや鉄分などのミネラルが多く含まれ、健康はちみつとしても人気です。特有の強い風味を生かして、しっかりとした味付けの肉料理やお菓子づくりにおすすめです。

巣蜜(コムハニー)

巣蜜は、「コムハニー」や「巣房蜜」とも呼ばれ、ミツバチが巣に貯蔵した自然のままのはちみつをカットしたもの。一般的なはちみつとは異なり、巣ごと食べるはちみつです。蜜をナイフやフォークで切り出したときに、とろりとしたはちみつと柔らかい食感のミツロウを楽しめます。ラスクやクラッカーなどに乗せて食べると、ミツロウが口の中に残りにくくおすすめです。

おすすめのはちみつ

●アカシア蜂蜜(ルーマニア産)

アカシア蜂蜜(ルーマニア産)

クセがなく、上品な香りとやさしい甘さで山田養蜂場人気1のはちみつです。 巣箱から採れたそのままの繊細な味わいをお届けするため、輸送から保管、充填に至るまで温度管理を徹底しています。本物のはちみつならではの味と香りをお楽しみください。

●マヌカ蜂蜜MG100+(クリームタイプ)

マヌカ蜂蜜MG100+(クリームタイプ)

独自技術の「クリーム化」で、マイルドな風味と生キャラメルのようになめらかな口当たりに仕上げたはちみつ。 山田養蜂場ではMGの値が異なるマヌカ蜂蜜を複数取り揃えていますが、初めてマヌカ蜂蜜を召し上がる方には、マヌカ蜂蜜MG100+から試していただくのがおすすめです。

✯はちみつは満1歳未満の乳児には食べさせないでください。詳しくはこちら

まとめ

はちみつ

はちみつは保存性が高く、長い間楽しむことができる食品です。また、はちみつが結晶化するのは栄養豊富な花粉が含まれている証。おいしく楽しむための溶かし方や保存方法のコツを身につけ、日々の食卓や料理で風味豊かなはちみつを楽しみましょう!