デンマーク
Vol.278 島民が親しむ養蜂教室 篇

デンマーク、ロラン島では、長く人々に愛されてきたはちみつがあります。地元の養蜂家であるライフさんが、50年前から売り始めた製品です。ライフさんは妻を亡くし悲しみの中にあった時、知人に勧められて養蜂教室を始めました。

最初は学校で養蜂教室を開いていましたが、好評だったため自宅でも養蜂教室を行っています。退職して時間にゆとりが生まれたので何かやりたい、農業に役立つから、など参加者の動機は様々です。

ライフさんが去年ケガで入院した際、かつての教え子たちが代わりにミツバチの世話をしてくれたそうです。「助け合いながら養蜂ができるコミュニティになっていることが嬉しい」とライフさんは言います。

人と人とのつながりを育む養蜂教室。ライフさんの、心のよりどころ。